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注文住宅の図面とは?種類や気を付けたいことをご紹介します!

2021/03/12(金) お役立ち情報

注文住宅を建てる際には必ずさまざまな種類の図面が作成されます。
ただ、その種類や図面の意味についてはあまり知られていません。
そこで今回は注文住宅の図面についてご紹介します。

□注文住宅の図面とは

注文住宅を建てる際、必ず図面が作成されます。
主な図面としては、基本設計図や実施設計図、竣工図などが挙げられます。
この他にもさまざまな図面が存在しそれぞれに役割があります。

1つ目の基本設計図は、建築主のイメージに基づいて作成される最も基本的な図面です。
こちらの図面は打ち合わせでも目にする機会が多く、重要な図面と言えるでしょう。

2つ目の実施設計図は基本設計図に基づいて作成されるもので、基本設計図よりも詳細な内容が記載された図面になります。
実際の工事ではこの実施設計図をもとに施工するため、こちらも重要な図面と言えますね。

3つ目の竣工図とは工事中に設計変更が行われた際に、その変更を反映させた最終的な図面になります。
工事中にあまり確認するものではありませんが、最終的な確認や、将来リフォームされる際に非常に重要となる図面と言えるでしょう。

このように図面にはさまざまな種類や役割があります。
そのため、注文住宅を建てられる際はそれぞれの図面の意味を把握しておき、適宜確認するようにしておきましょう。

□注文住宅の図面は保管しておくべきなのか

先ほどご紹介した通り、注文住宅を建てる際に図面は重要な役割を果たします。
注文住宅の場合は竣工後にすべての図面がお客様に引き渡されますが、これらは保管しておくべきなのでしょうか。

その答えとしては保管しておくべきと言えます。
理由としては図面が手元にないとリフォームや修繕の時に手間がかかってしまう場合があるからです。
先ほどご紹介した竣工図に加え、矩計図(かなばかりず)といった図面がなければ、屋根裏や床下の組み方、素材を把握できません。
また、正確な家の高さや天井高が判明しなければ工事見積もりがすぐに出せないこともあります。

図面を処分してしまった場合は、現場調査で全ての高さを計測し直したり、屋根裏や床下の状態を再確認したりする必要があります。
その分手間や費用がかかってしまうため、図面は処分せずに必ず手元に保管しておきましょう。

□まとめ

今回は注文住宅の図面について詳しくご紹介しました。
注文住宅を建てられる際はさまざまな図面を確認することとなります。
図面ごとにそれぞれ役割があるため、その役割を事前に把握しておきましょう。
本記事が注文住宅の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。